十二代酒井田柿右衛門・最晩年最高傑作品「白磁麒麟置物」

伝説の作品と言っても過言ではない、十二代酒井田柿右衛門の最晩年最高傑作、白磁麒麟置物です。

十二代柿右衛門本人作という時点で大変希少なうえ、この作品には金継などの修正や傷が全くない完品です。

十二代酒井田柿右衛門のファンは日本において数えきれないほど大勢いらっしゃいますがこの白磁麒麟置物をご存知の方、見たことがある方というのは非常に少ないと思われます。と言うのも、この作品は製造の工程や高い技術、コストがかかるため他の作品に比べて誕生した数が圧倒的に少なく、販売価格も高値になってしまったと言われています。

しかし十二代酒井田柿右衛門は特に白磁麒麟置物に対して最高の仕上がりを目指したと言われているため、高額な作品であっても多くの人々に支持されることになり現在でも高額商品の代名詞になるほど高値で取引されています。

しかしそれは傷がない完品に限ります。当店がご紹介させていただく作品は戦前に作られたにもかかわらず、今もなお無傷で非常に良い完璧な状態を保っています。

十二代柿右衛門窯は、小畑秀吉という実業家と10年程共同経営をし、別れた後も40年ほどは「小畑柿右衛門」の作品が造られ続けました。ですので柿右衛門の作品に似た仕上がりのものが存在します。小畑柿右衛門の作品には「福」と書かれていて、十二代柿右衛門の作品と較べ価値は落ちると言われています。

こちらの作品は間違いなく十二代柿右衛門本人作で麒麟のお腹の部分に銘が入っています。プロのアンティークディーラー4名が品評した結果、正真正銘の本人作でした。

また現在では同じ作品が石川県七尾美術館に所蔵されていますが、あくまでも私個人の審美的感覚で判断すると七尾美術館に所蔵されている作品よりも精悍な表情をしていて、全体のくびれ、肉付き、毛並、透明度とどの点をとっても細部まで繊細かつ精巧に非常に丁寧に作られており総合的に見ても圧倒的に完成度が高い名品です。(決して七尾美術館所蔵の作を否定しているつもりはございませんが比較していただけると一目瞭然です。あくまでも私個人の感性や判断によるものですのでどうぞご理解ください)

ノスタルジア

一人のアンティークディーラーとして皆様にできること。 それは誠実であり愛されることは勿論のことですがただ単にお金と商品を交換する関係ではなく「感動」を伝える使命感を常々意識しています。それにより貴方のイマジネーションが自我の小宇宙に広がり人生をより豊かになることを心より願います。

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